ホームページやブログなどの作成の基礎的知識
ここ数年いろいろなご商売を開業された方で、自社あるいは自店のホームページやブログを全く持たないというほうが珍しいと思われます。
私の友人にも、「昭和30年代生まれのアナログ男だから、生涯ITなんぞとは無関係の人生を送りたい!」と云う方もいます。^^;
広域から顧客を集める必要がないだとか、物理的に近隣の半径2キロぐらいが商圏だから、ホームページやブログなんていらない!と云うオーナー様もおられるかもしれません。
しかし、それであっても、ホームページやブログは無料でできるモノもありますし、無いよりはあったほうが断然良いです。
理由はいくつか挙げられますが、
・会社や営業の御案内
・代表者のプロフィールやご挨拶
・休日の案内
・販促の告知
・新製品のご紹介
・人事採用情報
…などなどが、1年365日・・・24時間無料・・・で、告知できるんです。
人を雇ってこれらのことをリアルにしてもらったら、基本的に労働基準法違反になりますし、莫大な人件費が掛かります。
サイトは設置するまでの時間や努力を惜しまなければ、年中無休で文句も言わずにあなたの味方をしてくれる頼もしい相棒となります。
残業手当など、要求されませんし、法定福利や退職金のことなど考えなくてもいいんです。(笑)
ホームページもブログも無料で作れるサービスもある!
ホームページもブログも、無料でできるサービスがあります。
数稽古をするつもりであれば、お金がかからない分無料のホームページ作成ツールや無料ブログサービスがいくつもありますので、それらのサービスを使うことも可能です。
ここで、注意するのが無料サイト作成ツールのメリットとデメリットについてです。
タダほど怖いものはない!という原理原則がここでも働くのでしょうか?
無料サイト作成ツールのメリット
・お金がかからない
・インデックスやキャッシュが早く、早い段階から集客ができる
無料サイト作成ツールのデメリット
・サイトの自由度が限られていて、気に入った外観のテンプレートなどはまずない
・とにかく、無料だから意図せぬ広告がベタベタと多すぎるが文句が言えない
・サービス自体がいきなり中止になることもある(サイトがなくなる)
・日時は告知されるが、使えない時間があったりもすることが多々ある
無料サイト作成ツールに時間をつぎ込むのは時間のムダか?
私自身趣味のサイトなどで、無料のブログやホームページをかなり使ってきた経緯から申し上げることが出来るアドバイスがあります。
それは、無料サイト作成ツールは心血を注ぐほどの価値は全くない!と云うことです。
私自身何もわからぬままに、心血を注いで1000記事を超えるブログをいくつか書いてきたことがあるのですが、それらはやはり資産にはならないのです。
もしも、それらを最初から独自ドメインを取得してレンタルサーバーを借りて作っていたなら・・・と後悔することがあります。(涙)
もちろん無料ブログのデーターをそのままワードプレスなどに移行することは、できないこともありませんが、そっくりそのまま移行できるはずもなく、1000記事あれば、1記事ずつ画像やキーワードやタグなどを変えねばなりません。
それがどれほどの時間を要するかは、お分かりいただけると思います。
私でしたら、1記事1000円もらってデーター移行を頼まれても、キッパリお断りします。
1記事1000円で1000記事だと100万円の仕事ですが、美味しい仕事だとはとても思えぬほど面倒且つ煩雑です。
しかも、細部に至るまで完全なデーター移行などほとんど無理なのです。
それに、タグだとかキーワードや記事の要約などは、書いたご本人しかなかなか分からないものです。
それを他人が代行することに、既に無理もあります。
無料サイト作成ツールの使い方
それでは、無料のサイト作成ツールは、資産にもならないし、役に立たないから、一切使うべきではないかと云うと、それがそうでもないのです。
昔からよく云われているサテライトの役目をしっかりと果してくれます。
要は、有料で作ったホームページやブログを援護射撃してくれて、そこからのアクセスをメインのサイトに流してくれる通り道となるサテライト(衛星)の役目です。
以前はメインブログにリンクを張ることでメインブログの価値が上がるとされており、アンカーテキストリンクなどを貼ることが推奨されていました。
それが時を経ると、スパム扱いされたりして、グーグルの検索ロボットからは評価を得ないとアルゴリズムの変化でそう宣言されました。
しかしながら、サテライトサイトからメインサイトにアクセスを流すことは、グーグルの評価以前にアクセスを呼び込む正攻法でもあるはずです。
サテライトサイトとしての使い方を間違えなければ、無料サイト作成ツールは大いに役立ちます。
もちろん、サテライトサイト単体であっても、キーワードや市場規模によっては、月間検索件数が数百万、数十万などでは第1位になることも可能です。
小賢しいSEOばかりを意識した中身が空っぽのサイトよりも、内容があるサイトを優先させるのもグーグルの凄いところです。
要は、無料のサイトと有料のサイトは正しく使い分ける必要があるということまずは知っておけば良いと思います。
それぞれの長所を使った有効なサイト群の構築法があるのです。
但しサイト群と云うだけあって、いくつものサイトが必要になることもあります。
それは、業種・業態や取り扱う商品などやこれから力を入れて売っていきたい商品があるかどうかにもよります。